2026.03.09
喫煙と健康
「分煙は意味がない」と言われてしまうのはどうして?
皆さんは、「分煙は意味がない」という言葉を聞いたことはありますか?
喫煙に関する話でよく聞かれるのが、この「分煙は意味がない」という話です。
今回のコラムでは、どうして意味がないと言われてしまうのか、について解説します。
分煙では受動喫煙を防止するのが難しい
喫煙に関する問題は、ニュース・新聞・雑誌・SNSなどで度々取り挙げられています。
この喫煙に関する話でよく耳にするのが、「分煙は意味がない」という話です。
では、どうしてこのように意味がないと言われてしまうのでしょうか?
結論から言えば、分煙では受動喫煙を防止するのが難しいと考えられているためです。
具体的に、どうして難しいと考えられているのか、について解説します。
難しいと考えられている主な理由は、次のようなものです。
たばこの煙(有害物質)が漏れ出すリスクがあるため
分煙は意味がないと言われてしまう大きな理由は、空間をわけただけでは、たばこの煙が漏れ出してしまうリスクがあるためです。
ご存知の方も多いでしょうが、たばこの煙には、多くの有害物質が含まれています。
そのため、たばこの煙が漏れ出してしまうと、受動喫煙のリスクが高まるのです。
たばこの煙は、喫煙者だけでなく、他の人の健康にも悪影響を及ぼすため、分煙では意味がないと言われてしまいます。
有害物質を除去するのが難しいため
大きな理由として、たばこの煙が漏れ出すリスクがあるためというのを挙げました。
おそらく、多くの人はしっかりと周囲を天井や壁などで囲えば問題はないと考えることでしょう。
ですが、周囲を囲んだだけでは、受動喫煙を完全に防ぐことは難しいとされています。
周囲を囲っていたとしても、ドアを開閉した際に外にたばこの煙が漏れ出してしまうからです。
また、たばこの煙に含まれている有害物質は、喫煙者の服や髪の毛などに付いて、外部に運ばれることになります。
そうすると、受動喫煙のリスクが高まることになるでしょう。
それから、よく勘違いされてしまいますが、空気清浄機を設置してもたばこに含まれる有害物質を除去することはできません。
さらに、喫煙者の喫煙後の呼気には、一定時間有害物質が含まれ、それが排出されるとされています。
ですから、こちらも受動喫煙のリスクがあると言えるでしょう。
換気をするだけでは受動喫煙防止対策にはならない
「分煙は意味がない」と言われてしまう主な理由について解説しました。
ここで、もう1つ理解しておきたいことがあります。
それは、「換気をするだけでは受動喫煙防止対策にならない」ということです。
一般的なイメージとしては、換気扇の近くで吸えば、屋外にたばこの煙がすべて排出される、空調設備があればきれいな空気になる、というイメージを持つ人が多いでしょう。
ですが、結論から言えば、換気をするだけでは受動喫煙防止対策にはなりません。
換気扇についてですが、たしかに換気扇の近くで喫煙をすれば、たばこの煙は外部に排出されるでしょう。
しかし、たばこに含まれる有害物質はカーテンや壁紙などについて、そのまま残ってしまうと言われています。
ですから、受動喫煙対策にはなりません。
また、空調設備についてですが、空調設備ではたばこに含まれる有害物質を除去することはできませんし、反対に有害物質が内部に蓄積されることになるでしょう。
蓄積されたものが悪臭の発生につながるおそれがあります。
さらに、空調に吸い込まれた有害物質が部屋に拡散されてしまうことになるでしょう。
空気を綺麗にするどころか、部屋全体に有害物質が拡散されてしまうリスクがあります。
このような理由から、換気をするだけでは受動喫煙防止対策にならないと言えるでしょう。
分煙ではなく完全禁煙化がすすめられている
日本では、分煙をしているところもありますが、完全禁煙化をすすめているところも増えています。
完全禁煙化とは、屋内もしくは敷地内を禁煙とすることです。
分煙ではなく、完全禁煙化がすすめられている理由としては、次のようなものがあります。
望まない受動喫煙を防止できるため
完全禁煙化がすすめられる大きな理由としては、望まない受動喫煙を防止できるためです。
分煙の場合だとすでに解説しているように、たばこの煙が漏れ出すなど、受動喫煙のリスクが高まります。
ですが、完全禁煙とすることで望まない受動喫煙を防止できます。
そのため、完全禁煙をすすめるところが増えているのです。
快適な環境を構築できる
それから、その他の理由として挙げられるのが、快適な環境を構築できるということ。
たばこの煙やにおいなどを気にすることなく、利用あるいは働くことができるので、非喫煙者にとっても快適な環境を構築することができます。
非喫煙者にとって、利用しやすい、働きやすい環境を構築できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
社員の健康増進につながる
また、企業であれば完全禁煙とすることで、社員の健康増進につながるというメリットもあります。
たばこは、がん・脳卒中・虚血性心疾患などのリスクを高めるとされており、喫煙を続けると健康に大きな悪影響を及ぼす可能性があるのです。
ですが、完全禁煙として喫煙ができない環境を構築することで、たばこをやめる人が増え、結果的に社員の健康増進につながる場合があります。
こちらも完全禁煙の大きなメリットと言えるでしょう。
ここに挙げたような理由から、日本では分煙から完全禁煙がすすめられています。
屋外で喫煙ができる環境を構築することも検討するのがよい
日本では、さまざまな理由から完全禁煙がすすめられていると解説しました。
たしかに、完全禁煙は効果的と言えそうですが、一般的には喫煙者と非喫煙者が混在しています。
そのため、喫煙者にとっては喫煙できる場所がなくなり、大きな不満となってしまうでしょう。
望まない受動喫煙を防止して、喫煙者と非喫煙者が共存できる環境を構築することが必要です。
具体的には、敷地内禁煙ではなく、屋内禁煙として屋外でのみ喫煙ができる環境を構築することを検討してみるとよいでしょう。
施設の種類によっては、一定の条件をクリアすることで屋内に喫煙所を設置することもできますが、屋内の喫煙所ではどうしてもたばこの煙やにおいが漏れ出すリスクがあり、受動喫煙のリスクが高まる可能性があります。
ですが、屋外の適切な場所に喫煙所を設置することで、そのリスクを大幅に抑えることが可能です。
喫煙者と非喫煙者の共存が可能な環境を構築するには、屋外に喫煙所を設置することを検討してみましょう。
ただし、屋外に喫煙所を設置する場合には、周囲の状況に十分な注意が必要です。
人通りの多い場所や隣接する施設などがある場合には、たばこの煙やにおいをめぐり大きなトラブルに発展してしまう場合があります。
屋外に設置する場合には、十分な配慮を行うようにしましょう。
弊社では、さまざまなタイプの屋外喫煙所をご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
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施設別導入事例
まとめ
「分煙は意味がない」と言われてしまうのは、分煙だけでは、たばこの煙が漏れ出すリスクなどがあるためです。
また、たばこから出る有害物質を取り除くことが難しいというのも大きな理由と言えます。
現在、分煙から完全禁煙がすすめられていますが、喫煙者と非喫煙者が混在しているのが一般的であるため、敷地内禁煙ではなく、屋内禁煙として屋外の決められた場所でのみ喫煙ができる環境を構築するとよいでしょう。





