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健康経営と分煙対策コラム

2026.03.09 分煙対策・受動喫煙対策
屋外分煙施設とはどのような施設なのか?注意点とは?

皆さんは、「屋外分煙施設」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
喫煙をする人であれば、名前を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、よく知らないという人の方が多いと思います。
今回のコラムでは、「屋外分煙施設とはどのような施設なのか?」「設置する際の注意点とは?」について見ていきましょう。

望まない受動喫煙を防止するために屋外に設置する施設

日本では、望まない受動喫煙を防止することがルール化されています。
そこで、名前を聞くのが「屋外分煙施設」です。
この屋外分煙施設とは、簡単に言えば、望まない受動喫煙を防止するために屋外に設置する施設になります。

健康増進法の一部を改正する法律では、第二種施設については、原則屋内禁煙となっていますが、屋外については規制の対象外となっています。
しかし、駅前や商店街などで喫煙をすると、受動喫煙のリスクが生じるため、屋外の分煙施設を設置して望まない受動喫煙を防止するという対策が一般的です。

設置する際の注意点

最初に、屋外分煙施設とは望まない受動喫煙を防止するために、屋外に設置する施設であると解説しました。
ですが、設置する際は注意しておかなければならないこともあります。
その注意しておかなければならないこととは、次のようなものです。

人通りの多い方向に対し、たばこの煙が容易に漏れ出ないようにすること

また、具体例として次のようなものが挙げられています。

・排気口は、天井近くの高い位置とし、人通りの少ない場所に向いていること
・給気口(出入口と兼ねることも考えられる)は、排気口の反対側に設置されていること
・壁については、一定程度の高さ (2~3メートル程度)があること
・出入口には、方向転換のためのクランクがあること (2回以上のクランクがあることが望ましい)
・四方の壁の下部に、給気用の隙間 (10~20センチメートル程度)があること

出典:屋外分煙施設の技術的留意事項について(通知)

屋外分煙施設は主に2つのタイプがある

屋外分煙施設を設置する際の注意点について解説しました。
次に覚えておきたいのが、屋外分煙施設の種類についてです。
結論から言えば、屋外分煙施設は大きくわけると2つに分類することが可能となっています。

その2つとは、次の2つです。
「開放系」と「閉鎖系」。

「開放系」とは、屋根だけあるいは囲いだけの施設のことです。
「閉鎖系」とは、屋根と壁で囲われており、空気を屋外に排気している施設のことです。

それぞれの違いについて簡単に解説したところで、2つの施設のメリットとデメリットについても見ていきましょう。

まず、開放系についてですが、こちらのメリットは開放感があり、風通しがよいことです。
そのため、気分よく喫煙を楽しむことができます。
デメリットとしては、たばこの煙や臭いが周囲に拡散してしまうリスクがあり、望まない受動喫煙が生じるリスクがあるということです。
また、たばこの煙や臭いが周囲に拡散すると、通行人や近隣住民からクレームを受ける可能性があります。
さらに、囲いだけの場合には、天候によって施設を使用できなくなってしまう場合があるでしょう。
屋根がない場合には、雨や雪などだと使用するのが難しくなります。

それから閉鎖系についてですが、こちらのメリットとしては、開放系と比較するとたばこの煙や臭いが拡散することを防げるというものです。
望まない受動喫煙が生じるリスクを小さくすることができます。

デメリットとしては、開放系と比較するとコストがかかることや換気設備が必要になることなどです。
さらに、大きなデメリットとして挙げられるのが、3密の状況になりやすいということ。
どちらにも、メリットとデメリットがあるため、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで選択するようにするとよいでしょう。
タイプによって、コストもかわるため、専門業者に相談してどちらのタイプにするかを決めるのもおすすめです。
専門業者であれば、設置場所や予算から最適な提案をしてくれると考えられます。

屋外分煙施設を設置することで期待できる効果について

屋外分煙施設には、2つのタイプがあると解説しました。
次に知っておきたいのが、屋外分煙施設を設置することで、どのような効果に期待できるのか、ということです。
期待できる効果としては、次のようなものがあります。

路上喫煙の減少

まず、期待できる効果としては、路上喫煙の減少です。
路上喫煙をめぐっては、全国でさまざまなトラブルが起きています。
路上喫煙の原因の多くは、喫煙所が近くにないためと言われており、屋外分煙施設を設置することで、路上喫煙が減少すると考えられます。

たばこの吸い殻のポイ捨ての減少

また、期待できるのは、路上喫煙の減少だけではありません。
たばこの吸い殻のポイ捨ての減少にも期待することができます。
吸い殻をポイ捨てされてしまうと、片付けるのが大変ですし、火のついたままの吸い殻をポイ捨てすると、火災の原因にもなるのです。
ですが、設置すれば、吸い殻を捨てる場所ができるので、吸い殻のポイ捨てが減少すると考えられます。
清掃の負担を軽減することができますし、火災防止にも役立つでしょう。

クレームの減少

その他では、近隣住民や通行人からのクレームの減少にも効果を期待することができます。
設置していないと、喫煙者が好きな場所で勝手に喫煙をしてしまい、たばこの煙やにおいをめぐり、近隣住民や通行人からクレームを受けることがあるのです。
ですが、しっかりと屋外分煙施設を設置しておけば、施設内で喫煙者が喫煙をするようになるので、クレームの減少につながると考えられます。
クレーム対応にかかる負担を軽減できるのは大きな魅力と言えるでしょう。

公共施設や商業施設などで整備がすすめられている

設置することで、さまざまな効果に期待することができると解説しましたが、どのような場所で整備がすすめられているのでしょうか?
整備がすすめられている場所としては、次のような場所があります。

・公共施設
・駅・バスターミナル
・商業施設
・公園
・観光地

屋外分煙施設が整備されている場所と言えば、やはり公共施設が代表的と言えます。
また、公共施設以外では、駅やバスターミナルなど多くの人が利用する場所でも整備がすすめられています。
日本を訪れる外国人観光客が利用するケースも増えているようです。
その他の場所では、公園や観光地などでも整備をすすめているところがあります。

多くの人が訪れる場所は、喫煙者と非喫煙者が混在しているため、喫煙が可能な屋外分煙施設の設置はこれからも整備がすすめられていくことでしょう。
設置することで、喫煙者と非喫煙者の両者が快適に利用できる環境を構築することができます。
設置する際には、外国人にもわかりやすいようにするのがよいでしょう。

まとめ

屋外分煙施設とは、簡単に言えば望まない受動喫煙を防止するために屋外に設置する施設のことです。
開放系と閉鎖系のタイプがあり、どちらにもメリット・デメリットがあります。
また、設置することで路上喫煙・ポイ捨て・クレームの減少に期待することができるでしょう。
人が多く集まる場所では、喫煙者と非喫煙者が混在しているため、両者にとって快適な環境となるように、屋外分煙施設の整備をすすめるのがよいと考えられます。
これからも整備がすすめられていくでしょう。

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