2026.05.11
商業施設での平均滞在時間はどのくらい?延ばすためには?
皆さんは、商業施設を訪れた際どのくらい滞在していますか?
商業施設などでは、平均滞在時間を延ばすことで、売り上げアップや客単価のアップに期待できると言われています。
今回のコラムでは、そんな商業施設での平均滞在時間と平均滞在時間を延ばすためにできること、について見ていきましょう。
商業施設での平均滞在時間は1時間前後が多い
皆さんも仕事帰りや休みの日などに商業施設を訪れることがあると思います。
その商業施設では、どのくらいの時間滞在していますか?
商業施設などでは、平均滞在時間を延ばすことが重要と考えられています。
その理由としては、施設全体の売り上げアップや客単価のアップに期待することができるためです。
まずは、商業施設での平均滞在時間がどのくらいなのか、について見てみましょう。
株式会社カウンターワークスと早稲田大学ショッピングモール研究会が行った調査によると、次のような結果が出ているそうです。
商業施設に来館した際の1回あたりの平均滞在時間
・30分未満 13.5%
・1時間前後 44.5%
・2~3時間37.5%
・半日以上 4.5%
商業施設の来館意欲を高める要素
・施設の雰囲気や内装が心地よい 42.0%
・友人や恋人と一緒に楽しめる 33.8%
・ここだけで購入できる商品やブランドがある 30.8%
・推しイベントやコラボ企画がある 21.0%
・期間限定で開催されるイベント・ショップがある 20.8%
・商品受取ができるなど、利用が便利 17.8%
・SNSで話題になっている・よく見かける 17.0%
・写真映えするスポットや展示がある 14.0%
・その他 1.0%
・特にない 14.0%
限定イベントやポップアップがあれば、普段より遠い商業施設にも行くと思いますか?
・そう思う 23.0%
・やや思う 47.2%
・あまり思わない 22.5%
・思わない 7.2%
(出典:株式会社カウンターワークスと早稲田大学ショッピングモール研究会 「Z世代の商業施設に関する実態調査」)
この調査結果を見てみると、1回あたりの平均滞在時間は、1時間前後が多いということがわかります。
また、「施設の雰囲気や内装が心地よい」「友人や恋人と一緒に楽しめる」「ここだけで購入できる商品やブランドがある」などの要素により、来館意欲が高まるようです。
さらに、限定イベントやポップアップがあると、普段より遠い商業施設にも行くと回答した人が約7割いるというのも大きなポイントとなっています。
この調査では、Z世代に限られていますが、商業施設における平均滞在時間を延ばすためのヒントが隠れていると言えるでしょう。
平均滞在時間を延ばすためにできること
商業施設における平均滞在時間は、1時間前後が最も多いと解説しました。
では、この平均滞在時間を延ばすためには、何ができるのでしょうか?
いくつかの方法がありますが、代表的なものとしては、次のようなものが挙げられます。
限定イベントの開催
いくつかの方法の中でもよく見かけるのが、限定イベントの開催です。
限定イベントとは、その名の通りそのときにしか開催していないイベントとなりますので、「今行かないと購入できない」「これを逃すと購入できない」という気持ちから、来館意欲を高める、滞在時間を延ばす効果を期待することができます。
いつでも購入できるではなく、ここでしか買えない、今しか買えないという特別感を与えることができるのです。
コラボイベントの開催
とくに、若年層の集客、平均滞在時間を延ばすのに効果的なのが、コラボイベントの開催。
人気のアニメや漫画、人気のキャラクターなどとコラボして開催するイベントです。
コラボ商品の販売、そこでしか買えない限定商品の販売などがあります。
さらに、最近では商品のグッズの販売だけでなく、フォトスポットの設置なども行われるケースが多いです。
フォトスポットを設置することで、写真撮影や動画撮影を楽しんでもらうことができますし、SNSなどにアップしてもらうことで、商業施設のPRにも貢献してもらえる可能性があります。
アニメ・漫画・キャラクターのファンに興味を持ってもらうことができ、来館意欲を高めることができるでしょう。
また、複数の店舗でさまざまなコラボグッズを販売することで、施設全体の売り上げアップにもつながる可能性があります。
休憩スペースや作業スペースの設置
その他では、休憩スペースや作業スペースの設置などです。
商業施設は、広いため歩き疲れてしまうことがあります。
歩き疲れてしまうと、そのまま帰ってしまう人がほとんどですが、休憩スペースを設けることで、休憩ができるので滞在時間を延ばすのに役立つでしょう。
それから、休憩スペースと共に設置されることが多いのが、作業スペースです。
作業スペースを設けることで、個人作業や会議、打ち合わせなどに利用することができます。
一般的に商業施設は、アクセスが良い場所に多いので、アクセスがしやすく作業ができるスペースがあるとなれば、利用する人も増えるでしょう。
メリットは利用者側だけでなく、施設側にもあります。
それは、テナント撤退などで空いているスペースを有効活用できるという点です。
次のテナントが決まらずにそのままにしておくと、無駄になってしまいますが、作業スペースなどとして有効活用することで、平均滞在時間を延ばすのに役立つでしょう。
モバイルオーダーの導入
その他では、モバイルオーダーの導入も増えています。
商業施設においては、フードコートに導入されることがあるようです。
モバイルオーダーの魅力は、利用者がスマートフォンやタブレット端末などから商品の注文・決済を行えるという点。
また、場合によっては複数の店舗への注文や決済が可能なものもあります。
座ったまま注文することができるので、注文や決済のために並ぶ必要がなくなるのです。
商品が用意されてから、受け取りに行くことで、ストレスがなくなります。
フードコードなどは、曜日・時間帯によっては混雑することが多いので、モバイルオーダーを導入することで、混雑の緩和などにも役立つのです。
それから、モバイルオーダーを導入することで、注文を受けるためのスタッフを少なくすることができるので、商品の提供に使えるというのも店舗側の魅力と言えるでしょう。
モバイルオーダーを導入して、行列に並ぶ時間などの無駄を削減して、ストレスを少なくすることで、平均滞在時間を延ばすのに役立つと考えられます。
キャッシュレス決済の導入
モバイルオーダーと似ていますが、キャッシュレス決済の導入も進められています。
キャッシュレス決済を導入することで、利用者は現金を持ち歩かずに商業施設での買い物を楽しむことができるのです。
支払いをスムーズに行えるようになれば、レジでの会計待ちの時間を短くすることができます。
また、キャッシュレス決済の導入は、店舗側にもメリットがあるのです。
金銭でのやりとりがなくなることで、つり銭の渡し間違いなどがなくなります。
レジ業務でのスタッフの負担を大幅に軽減できるというのも導入する大きなメリットと言えるでしょう。
まとめ
商業施設での平均滞在時間は、1時間前後という場合が多くなっています。
平均滞在時間を延ばすためには、限定イベントやコラボイベントの開催、休憩スペースや作業スペースの設置などが効果的です。
商業施設では、平均滞在時間を延ばすことで、施設全体の売り上げアップや客単価のアップに期待できると言われていますので、それぞれの施設にあった施策を検討しましょう。




