りんくうプレミアム・アウトレット 様
導入日: 2021年12月23日
都道府県:大阪府
今回西日本最大のアウトレットである、りんくうプレミアム・アウトレット 様に、格子状パーティションウエイト置き型式 EL の喫煙所を2か所 設置させていただきました。
元々あった喫煙コーナーは喫煙可能なエリアが曖昧でした。今回その対策としてパーティションを設置してほしいと、ご依頼をいただきました。
およその候補場所は決まっていたので、さっそく詳細なレイアウトの検討にかかりましたが、すぐにいくつかの課題が浮かび上がってきました。
その課題の内容は主に意匠性と安全性に関した事で、施設ご担当者様と確認しながら、一つ一つ解決していきました。
まず、各動線を把握して、全体のレイアウト(入口の向きを含めた詳細な位置と大きさ)を検討していきました。利便性を良くして、風向き等も考慮しながら、非喫煙者との接触がないようにするのはもちろんの事なのですが、各店舗の広告やロゴの邪魔にならないか、防犯センサーなどとの干渉がないかなど、こちらでは充分把握できない事も多く検討しなければなりませんでした。
こういった事柄に関しては、施設ご担当者様に時間をさいていただき、何度もチェックを重ね、問題がないようにする事ができました。改めてご担当者様には感謝申し上げます。
次に商品の選定をしていくのですが、皆様がご存知の通り、施設全体がデザイン的にも洗練されているので、細部にわたって景観を損なわないデザインにしなければなりませんでした。
それと同時に、立地上風が強い為、転倒防止対策も充分配慮する必要がありました。
それらを満たすものとして、風が抜けやすく、かつ遮像性に優れた格子状のパーティションELをベースに、デザイン性の高いものに仕上げていく事にしました。
ELはシンプルな形状で景観にも溶け込みやすく、さらに部材のひとつひとつに景観にあった色合いのシートを貼る事によって、より違和感のないものに仕上げる事ができました。
そんな中、施設のご担当者様が徹底して意匠性を重視されたのには、とても敬服いたしました。
例えば、普通はウエイトの仕上げは溶融亜鉛メッキのシルバー色のままなのですが、設置するそれぞれの場所の床(インターロッキング)の柄に合わせたシートを貼れないかとご依頼をいただきました。
又、床の傾斜が大きくなる部分で、ウエイトと床の隙間がどうしても目立つ所には、試行錯誤の末、側面にステンレスの板を加工したものを取付け、隙間が見えない様に仕上げを施しました。
このように、細部にまで行き届いた配慮を行い仕上げていった結果、過去類を見ないような素晴らしいパーティションにする事ができました。
当初の目的であった喫煙エリアを分りやすくすることは出来ましたが、引続き運用(人数制限)や大きさ(拡張)が適正であるか、今後も様子を見守る事となりました。
いずれにせよ、施設の皆様に想像以上に良いとお褒めの言葉をいただけた事で、苦労は報われ、今後もお客様がご満足できるものを納めていこうと思いました。