2023.01.10
商業施設での効果的な回遊施策にはどんなものがあるのか?
不特定多数の人が訪れる商業施設では、効果的な回遊施策が求められています。
これは、簡単に言えば商業施設を訪れる人の滞在時間を延ばすということです。
今回は、具体的な「商業施設での回遊施策」「どうして滞在時間を延ばした方がよいのか?」について解説します。
複数の店舗が入っているため回遊してもらう必要がある
そもそも、商業施設ではなぜ回遊してもらうことが必要なのでしょうか?
一般的に商業施設には、多くの店舗が入っています。
回遊してもらわなければ、見落とされてしまうケースもあるのです。
見落とされてしまい、お客様が来店されなくなれば、当然ですが売上が伸びないという結果になってしまいます。
また、一部のエリアだけが活気があって、入り口から遠いエリアは活気がないというような状況になってしまうでしょう。
このようなリスクを避けるためには、商業施設を訪れるお客様に回遊してもらう必要があるのです。
有効な回遊施策はイベントの開催や喫煙所の設置
では、具体的に有効な商業施設での回遊施策には、どのようなものがあるのでしょうか?
○ イベントの開催
多くの商業施設では、お客様を呼び込むために定期的にイベントを開催しています。
イベントを開催することによって、普段は訪れないお客様も呼び込める可能性があるのです。
とくに、子ども向けのイベントを行うと家族での来店に期待が出来るでしょう。
子ども向けのイベントとしては、スタンプラリーなどが開催されることが多くなっています。(※コロナ禍ではスマホなどを使ったものが多くなっているようです。)
スタンプの場所を様々な場所にすることで、イベントに参加する家族などが施設内を回遊してくれるでしょう。
また、わざと特定のエリアに設置することで、イベントの参加者を誘導することも出来ます。
○ キャンペーンの開催
商業施設全体で、キャンペーンを開催するというのも効果的です。
施設全体でキャンペーンを行うというのがポイント。
1店舗だけだと、回遊してもらうことが出来ませんが、全体で開催することによって、様々な店舗を回遊してもらうことが出来ます。
○ 喫煙所の設置
それから、喫煙所を設置するのも重要なポイントとなります。
商業施設を訪れるのは、非喫煙者だけではありません。
当然、喫煙者も訪れることになります。
しかし、喫煙所が設置されていなかった場合、喫煙者は喫煙が出来ないため、喫煙が可能な場所に移動してしまうことになるでしょう。
そうなると、必然的に滞在時間が短くなってしまうことになります。
喫煙者と非喫煙者が一緒に訪れた場合も同様の結果となってしまうでしょう。
全体の回遊率を上げるためには、喫煙者と非喫煙者にとって快適な空間にしなければならないのです。
ですから、喫煙者にも長く滞在してもらうには、法律に基づいた喫煙所を設置するのがよいでしょう。
また、設置する際は設置場所も重要となります。
商業施設は、第二種施設に分類されているため、原則屋内禁煙ですが一定の基準を満たした喫煙所の設置は認められているのです。
回遊率を上げるためには、喫煙者のために法的な基準を満たした喫煙所を屋内に設置すること。
屋外に設置してしまうと、喫煙のために外に出ることになるため、回遊率が下がってしまうでしょう。
また、リピーターになってもらうことが出来ない可能性も高まります。
喫煙者と非喫煙者が共存出来る環境を構築することが重要です。
両者が満足出来る空間を作れば、回遊率を上げることも可能となるでしょう。
滞在時間を延ばすことで売上もアップする可能性がある!
商業施設を訪れる人の滞在時間を延ばすと、施設側にも大きなメリットがあります。
そのメリットとは、「全体の売上をアップさせられる可能性がある」ということです。
例えば、家族で商業施設にやってきたとします。
必要な買い物だけをして帰ってしまう。
滞在時間が短いという場合には、それほど大きな売上を期待することは出来ません。
しかし、滞在時間を延ばすことが出来れば、買い物だけでなく飲食店で食事をしてくれるかもしれません。
買い物だけでなく、食事もしてくれれば当然ですが、その分売上が上がるでしょう。
また、必要な買い物だけでなく、他の店舗も回遊してもらえれば、必要なもの以外を購入してもらえる可能性も高まります。
このような理由からも、回遊施策によって来店されるお客様の滞在時間を延ばすことが必要なのです。
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まとめ
商業施設では、来店されるお客様の滞在時間を延ばすことがとても重要となります。
その理由は、売上に大きく影響するからです。
効果的な回遊施策としては、イベント・キャンペーンの開催はもちろんですが、喫煙所の設置も挙げられます。
喫煙者と非喫煙者の両方が訪れるため、どちらか一方ではなく、両者が快適に滞在出来る環境を構築するためです。
滞在時間を延ばすことが売上アップの鍵となるでしょう。