2023.05.15
喫煙所コラム
結婚式場に喫煙所は必要？設置する際の注意点とは？
新郎新婦だけでなく、多くのゲストが参加する結婚式場では、「喫煙所が必要なのか？」が度々議論されます。
今回のコラムでは、「結婚式場に喫煙所が必要なのか？」「設置する際の注意点」について見ていきましょう。
結婚式場には喫煙所を設置するべき
現在では、禁煙化が主流となりつつありますが、結婚式場には喫煙所を設置するべきだと言えます。
その理由は、次のような理由からです。
・新郎新婦だけの問題ではないため
・参加するゲストは喫煙者と非喫煙者が混在しているため
・喫煙所がないと喫煙者のゲストが不満を感じてしまうため
結婚式の主役となるのは、新郎新婦の2人ですが、一般的な結婚式では親族・友人・同僚など多くのゲストが参加します。
そのため、新郎新婦が非喫煙者だったとしても、喫煙者のゲストへの配慮が必要となるのです。
式全体の時間は平均で約3時間と言われていますので、喫煙所が設置されていないと、喫煙者のゲストにとっては不満を感じることになってしまいます。
式には、非喫煙者のゲストだけでなく、喫煙者のゲストも参加することを考えると、やはり喫煙所を設置するのが最適と言えるでしょう。
待ち時間が多くなるため喫煙者への配慮が必要
非喫煙者からすると、「結婚式場に喫煙所がなくても、少しくらいなら我慢できるのではないか？」と考えると思います。
たしかに、一般的には約3時間と言われているので、喫煙者が喫煙を我慢することも可能です。
しかし、1度でも参加したことがある方ならわかると思いますが、「待ち時間」が多く発生します。
具体的な待ち時間としては、次のようなものがあります。
・受付～開始まで
・挙式～披露宴開始まで
・お色直し
上記のように、ゲストには多くの待ち時間が発生してしまうのです。
もちろん、待ち時間にゲストに楽しんでもらうための、さまざまな工夫をすることもありますが、喫煙者とすれば待ち時間に喫煙をしたいというのが本音と考えられます。
喫煙所が設けられていれば、喫煙者は待ち時間を喫煙で過ごすことができますが、設置されていないと喫煙ができず不満を感じてしまうことになるのです。
待ち時間が発生してしまうのは、新郎新婦の準備に時間がかかるというのが大きな理由となっています。
喫煙者のゲストにも待ち時間を快適に過ごしてもらうためには、喫煙所の設置が欠かせません。
喫煙所を設置する際は法律に基づいて設置をする！
ここまでは、喫煙者のために結婚式場には喫煙所を設置するべきと解説しました。
ですが、ただ設置をすればよいというものではありません。
注意しなければいけないポイントもあります。
そのポイントとは、以下のようなポイントです。
・望まない受動喫煙を防止すること
・法律に基づいた喫煙所を設置すること
・設置場所に注意すること
式に参加するのは、喫煙者だけでなく非喫煙者のゲストも参加します。
そのため、非喫煙者が望まない受動喫煙を防止することが、最も重要です。
また、状況によっては子どもが参加する場合もありますので、十分な防止対策が必要となります。
それから、押さえておきたいのが「法律に基づいた喫煙所を設置すること」です。
一般的な結婚式場は、第二種施設に分類されており、原則屋内禁煙となっています。
ただし、一定の技術的基準を満たした喫煙専用室の設置は認められているのです。
一定の技術的基準とは、次の3つの条件を満たすもののこと。
① 壁や天井などによって区画されていること
② 喫煙専用室の入口において、室外から室内に流入する空気の気流が0.2m/秒以上であること
③ たばこの煙が屋外に排気されていること
屋内に設置する場合には、上記3つの条件を満たす必要があるので、設置前に確認しておくのがおすすめです。
その他で注意しておきたいのが、喫煙所の設置場所について。
屋内に設置する場合には、条件をクリアしなければいけないため、屋外に設置する場合も考えられます。
もちろん、屋外に設置するのもよいのですが、注意しなければいけないのが、設置場所です。
挙式・披露宴が行われる会場から遠くに設置すると、喫煙者のゲストが戻ってくるのが遅くなり、式の進行が遅れてしまう場合があります。
望まない受動喫煙を防止すること、法律に基づいた喫煙所を設置すること、はとても
重要なのですが、同じように設置場所にも注意が必要です。
離れた場所に設置すると、進行が遅れてしまう原因となるため。
離れた場所に設置する場合には、ゲストへの呼びかけ・案内などを徹底して、進行が遅れるのを防止する必要があります。
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施設別導入事例
まとめ
結婚式場には、喫煙所が必要です。
式に参加するゲストは、喫煙者と非喫煙者が混在していますし、式では多くの待ち時間が発生するため設置が必須と言えます。
設置する際には、「望まない受動喫煙を防止すること」「法律に基づいた喫煙所を設置すること」「設置場所」などに注意が必要です。
喫煙所が設置されていれば、喫煙者のゲストも快適に参加することができます。
