屋外喫煙所・喫煙スペースの製品および納入事例、豊富にございます。
お気軽にお問合せ下さい。
健康経営と分煙対策コラム

2022.12.19 分煙対策・受動喫煙対策
タバコのポイ捨てはどんな罪になる?有効な対策とは?

全国で大きな問題となっているのが、「タバコのポイ捨て」です。
道路や公園などで見かける吸い殻を見ると、「マナーが悪い!」「しっかりと責任を持って捨てて欲しい」という気持ちになるでしょう。
しかし、ポイ捨て行為はマナーが悪いというだけでは済まされません。
立派な違法行為なのです。
今回のコラムでは、「タバコのポイ捨てがどのような罪になるのか?」「どのような有効な対策があるのか?」について解説します。
知らなかったでは済まされませんので、しっかりと覚えておきましょう。

ポイ捨て行為は2つの罪に問われる可能性がある!

皆さんも様々な場所で、「タバコのポイ捨て行為」を目撃したことがあるでしょう。
そのような光景を見ると、「マナーが悪い人」と思ってしまいますよね。
ですが、この行為はただのマナーが悪いでは済まされないことをご存知でしょうか?
結論から言えば、2つの罪に問われる可能性があるのです。

○ 廃棄物処理法違反
廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)の第16条には、「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない。」と定められています。
また、同法の第2条には、「この法律において「廃棄物」とは、ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物であって、固形状又は液状のもの(放射性物質及びこれによって汚染された物を除く。)をいう。」と定義されているのです。
これにあてはめて考えると、タバコの吸い殻も廃棄物と考えることができます。
それから、違反した場合には5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、又は併科となると定められているのです。

2022年の6月には、埼玉県で71歳の男が車の窓からタバコの吸い殻を15本捨てたとして、廃棄物処理法違反の疑いで逮捕されています。

○ 軽犯罪法違反
軽犯罪法第1条27号には、「公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者」と書かれています。
ですから、タバコのポイ捨てが軽犯罪法の第1条27号に違反する可能性があるのです。
違反者は拘留または科料に処すると定められています。
拘留の場合には1日以上30日未満。
科料は、1,000円以上1万円未満です。
ここまで解説してきたように、タバコのポイ捨ては2つの罪に問われる可能性があります。
法律違反であることをしっかりと認識して、ルールに従って適切に吸い殻を捨てることが大切です。

喫煙者の意識を変えることが大切

ポイ捨てが違法行為であることを解説しました。
では、有効な対策としてどのようなことを行えばよいのでしょうか?
もちろん、喫煙場所を増やすのも有効な対策と言えるでしょう。
ですが、それだけでは十分とは言えません。

最も大切なことは、喫煙者自身がタバコのポイ捨てが違法行為であることを認識することです。
さらに、そのような行為を続けることで、街の景観が損なわれ、動物や環境にも大きな悪影響を及ぼすことも認識しなければなりません。
喫煙者の意識を変えることができなければ、現状を大きく変えることは難しくなってしまうでしょう。

おそらく他の人がやっているから、他にもたくさん捨ててあるからという安易な理由で捨ててしまうのでしょうが、それを片付けるのはとても大変ですしコストもかかります。
さらに、最初の方にもお伝えしましたが、逮捕される可能性もあるという認識を持つことが大切です。
逮捕されてしまえば、自分だけでなく多くの人に迷惑がかかりますし、職を失ってしまうことにもなりかねません。
そのようなことを防ぐためにも、道路や公園などに捨てるのではなく、それぞれの地域のルールに従ってきちんと処分するのがよいでしょう。
それから、ポイ捨てだけでなく決められた喫煙ルールを守ることも重要です。
喫煙所など喫煙が可能な場所でのみ喫煙をするようにしましょう。
反対に、禁煙エリアなどではそのルールに従って行動することが大切です。

また、被害が多く発生している場所では、目に見える形で警告しておくのもよいでしょう。
看板などで、どのような罪に問われる可能性があるのか、どのような罰則があるのか、などを明確化しておくのです。
罰則があることを明確にしておくと、捨てる人を減らせる可能性があります。
タバコのポイ捨てをするのは、喫煙者ですので喫煙者の意識を変えることが重要となるでしょう。

まとめ

タバコのポイ捨ては、マナー違反だけでなく法律違反となります。
具体的には、廃棄物処理法違反や軽犯罪法違反となる可能性があるのです。
当然ですが、罰則も設けられていますし、最悪の場合には逮捕されることもあります。
そのようなリスクを避けるためにも、吸い殻はルールに基づいて適切に処分するようにしましょう。
とくに、このような問題を解決するためには、喫煙者の意識を変える必要があります。
ぜひ、意識して行動しましょう。

本サイトではより良いサービス提供のために、Cookie情報を通してお客様の利用状況データを収集しています。同意される方は「同意する」ボタンを押してください。 同意しない方はリンク先よりオプトアウト設定をお願い致します。 収集した個人情報の取扱いについてはプライバシーポリシーよりご確認下さい。

お問い合わせ・資料請求はこちら