2023.07.06
喫煙所コラム
イメージと違う?競馬場の喫煙環境や分煙化の状況について
皆さんは、「競馬場」と聞くとどのようなイメージを持っていますか?
おそらく、多くの人がたばこを自由に吸えるというイメージを持っていることでしょう。
しかし、現在の競馬場のイメージは大きく異なるものとなっています。
今回のコラムでは、「競馬場の喫煙環境」や「分煙化の状況」について見ていきましょう。
競馬場の喫煙環境は屋内全面禁煙が45.7%
まず、見ていきたいのが「競馬場の喫煙環境」についてです。
皆さんのイメージでは、自由にたばこを吸えるというイメージだと思いますが、実際には大きく異なります。
厚生労働省の資料、令和3年度「喫煙環境に関する実態調査」によると、競馬場の喫煙環境は、以下のようになっているのです。
【屋内における火をつけて喫煙するたばこの喫煙環境】
※競輪・競馬等の競走場、その他の遊技場、その他の娯楽施設
● 屋内全面禁煙 45.7%・喫煙専用室設置 38.6%・左記以外13.7%・不明2.0%
【屋内における加熱式たばこの喫煙環境】
※競輪・競馬等の競走場、その他の遊技場、その他の娯楽施設
● 屋内全面禁煙46.7%
● 喫煙専用室で加熱式たばこの喫煙も可としている28.9%
● 加熱式たばこ専用の喫煙のみを行う部屋の設置 0.5%
● 加熱式たばこ専用の喫煙および飲食等も行える部屋の設置 7.6%
● 左記以外 14.2%
● 不明2.0%
これらのデータを見てみると、4割以上が屋内全面禁煙となっていることがわかります。
競馬場では分煙化が進められている
最初に、競馬場の喫煙環境について紹介しましたが、今度は実際にどのような分煙化が進められているのか見ていきましょう。
競馬場は、多くの人が訪れる場所となっており、お子さんを連れて来場される方もいます。
また、喫煙者だけでなく、非喫煙者も多く訪れる場所となっていますので、分煙化が進められているのです。
つまり、喫煙者だけでなく、非喫煙者はもちろん、家族連れでも利用しやすい環境を構築していると考えられます。
競馬場では、喫煙所以外の場所での喫煙を禁止しているところがほとんどです。
喫煙所を除く、場内は禁煙というのが一般的となっています。
そのため、次のような場所でも禁煙となっている場合が多いです。
● 観戦するためのスタンド
● パドック周辺
スタンドやパドック周辺でも禁煙となっていることから、喫煙者にとっては過ごしにくい場所と思ってしまうかもしれませんが、各競馬場でもさまざまな工夫がされています。
例えば、各スタンドの近くや各階に喫煙所を設置して、利用しやすくするというものです。
近くに設置することによって、遠くまで移動する必要がなくなるというメリットがあります。
それぞれの競馬場によって、喫煙所の場所や数などは大きく異なるため、競馬場に出掛ける前にチェックしておくとよいでしょう。
中央競馬の場合であれば、JRAの公式サイトから利用したい競馬場を選択して、「場内マップ」をクリックし、「スタンド」を選択すると、喫煙所もしくは喫煙ルームの場所が表示されます。
喫煙所の場所が気になるという人は、事前にチェックしておくとよいでしょう。
地方競馬の場合には、各競馬場の公式サイトから場内の案内をチェックすれば確認することができます。
中央競馬が開催される競馬場の喫煙所は、重賞レースなどでは非常に多くの人が来場しますので、他のレジャー施設などと比較すると、喫煙所は多く設置されていることが多いです。
ですから、喫煙所がなくて喫煙場所に困るということもありません。
そういった意味で、喫煙者にも非喫煙者にも配慮されている施設ということが言えるでしょう。
競馬場は喫煙者と非喫煙者の共存が可能な場所になっている
以前とは大きく異なり、現在の競馬場では分煙化が進められています。
また、家族連れやカップルが楽しめるようなイベントなども開催されており、競馬が好きな人はもちろんですが、家族で出かける、デートを楽しむなどさまざまな楽しみ方ができる場所へと変わりつつあるのです。
分煙化が進み、喫煙可能な場所とそうでない場所が明確になっているため、たばこの煙やニオイが苦手という人にとっても訪れやすい場所となっています。
さらに、分煙化が進められている理由としては、これまでと比較すると女性が多く訪れるようになったためというのもあるようです。
女性の場合、たばこの煙やニオイが苦手という人が多いため、しっかりと分煙化が進められています。
競馬場だけでなく、一般の企業でもしっかりと分煙化を進めることで、喫煙者と非喫煙者の共存が可能になると言えるでしょう。
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施設別導入事例
まとめ
競馬場は、自由に喫煙ができるというイメージがありますが、そのイメージは過去のものとなっています。
現在では、競馬ファンはもちろん、家族連れ・カップル・女性でも楽しむことができるように、さまざまなイベントが開催されており、分煙化も進められています。
そのため、たばこの煙やニオイが苦手という人でも利用しやすい環境が整えられているのです。
競馬場だけでなく、一般企業でもしっかりと分煙を進めていくことで、喫煙者と非喫煙者の共存が可能になると考えられます。