2023.07.06
喫煙所コラム
パチンコ店の喫煙所だけを利用することは認められるのか？
以前は、多くの場所に喫煙所が設置されていましたが、コロナ過などでは閉鎖や撤去が相次ぎ、喫煙所の数が減ってしまったというケースもあります。
そのため、喫煙所のある店舗や施設を探すという喫煙者もいるようです。
喫煙所があり、入りやすいという点で注目されているのが「パチンコ店」。
今回のコラムでは、「遊戯をせずに、パチンコ店の喫煙所だけを利用してもよいのか？」について解説します。
パチンコ店の利用客の半数以上が喫煙者
周囲に喫煙所がなく、パチンコ店の喫煙所を利用しようと考えている人も多いと思いますが、まずどうしてパチンコ店の多くに喫煙所が設置されているのか、について解説します。
その大きな理由は、「利用客の半数以上が喫煙者であるため」です。
株式会社シーズが実施したWEBアンケート調査(パチンコ・パチスロプレイヤー調査2022)によると、パチンコ・パチスロ遊戯者の2022年の喫煙率は56％だったとのこと。
ちなみに、2022年の一般成人の喫煙率は18.7％だったそうです。
この数値を見てもわかるように、パチンコ店を利用する半数以上の人が、喫煙者であることがわかります。
そのため、パチンコ店では、法律に基づいて喫煙ブースなどを設置して、屋内でも喫煙が可能な環境を整えているところが多くなっているのです。
屋内だけでなく、屋外にも設置しているところもあります。
喫煙所だけの利用は迷惑行為と認識される場合もある
さきほど、解説したようにパチンコ店で、パチンコやスロットを楽しむ客の多くは喫煙者ですので、屋内にも法律に基づいた喫煙所を設置しているところがあります。
喫煙者とすれば、遊戯をするつもりはないが、喫煙所だけ利用したいと考えてしまう人も多いでしょう。
結論から言ってしまえば、「店側から迷惑行為と認識される可能性がある」ということです。
基本的に、パチンコ店に設置されている喫煙所は、「遊戯する客」や「遊戯する客の同行者」のためのものと考えられます。
ですから、遊戯する客やその同行者が利用するのは、全く問題はありませんが、それ以外の人が利用するとなると問題になる可能性があるのです。
もちろん、利用していても何も言われないということもありますが、毎日のように遊戯をせずに喫煙所だけを利用するという場合には、迷惑行為として注意を受ける可能性は否定できません。
店側が誰でも利用してよいと認めていれば問題ありませんが、そうでないという場合にはマナー違反にもなりますので、そのような行為は避けた方がよいと考えられます。
公衆喫煙所を利用する
パチンコ店の喫煙所だけを利用するという行為は、場合によっては迷惑行為となってしまう恐れがあるため、良い行為とは言えません。
では、喫煙者はどうすればよいのでしょうか？
最近では、駅周辺などで公衆喫煙所が整備されています。
公衆喫煙所であれば、パチンコ店の喫煙所とは異なり、基本的に誰でも利用することができる場所なので、喫煙者におすすめです。
店舗や施設の屋内に設置されている喫煙所の場合には、その店舗や施設を訪れる人のためのものですが、公衆喫煙所の場合は大きく異なります。
誰でも利用することができる場所なので、喫煙者は喫煙をすることができます。
ただし、公衆喫煙所を利用する際には、次のような点に注意が必要です。
● 利用時間を守る
● 喫煙ルールを守る
● 利用制限などがある場合には、それに従う
● 周囲への配慮を怠らない
公衆喫煙所は、利用できる時間帯がそれぞれ異なります。終日利用できる場合もあれば、時間が限定されている場合もありますので、時間を守ることが大切です。
それから、喫煙ルールを守ることや利用できる人数などに制限がある場合には、それに従うことも求められます。
利用制限がある場合に、よく起こるトラブルが、喫煙所の外で勝手に喫煙をしてしまうという行為です。
このような行為を行うと、非喫煙者など周囲の人に大きな迷惑をかけることになりますし、望まない受動喫煙を防止することができなくなってしまいます。
ルールを守らなければ、クレームやトラブルにつながり、閉鎖や撤去という形につながる場合もあるのです。
ですから、決められたルールをしっかりと守ること、周囲への配慮を忘れないことがとても重要となります。
公衆喫煙所の場所は、各自治体のホームページなどに掲載していることが多いです。
インターネットで、近くに公衆喫煙所が設置されていないかチェックしてみるとよいでしょう。
近くにあるのなら、パチンコ店の喫煙所ではなく、公衆喫煙所を利用するのがおすすめです。
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施設別導入事例
まとめ
パチンコ店で遊戯を行う客の多くは、喫煙者であるため、屋内や屋外に喫煙所を設置しているパチンコ店が多くなっています。
そのため、遊戯はしないけれど、喫煙所だけ利用したいと考えている喫煙者もいるようです。
しかし、場合によっては迷惑行為と認識されてしまう可能性があるため、公衆喫煙所を利用するのがよいでしょう。
