2023.09.06
喫煙所コラム
大学を全面禁煙にすると3つの大きなデメリットがある!
日本の大学では、さまざまな理由から、全面禁煙を実施しているところが多くなっています。
非喫煙者にとっては、快適な環境と呼べるかもしれませんが、弊害の可能性も指摘されているのです。
今回のコラムでは、「大学を全面禁煙にする3つのデメリット」について解説します。
大学の多くは全面禁煙を実施している
まず、大きなデメリットとして挙げられるのが、大学の敷地外で喫煙を行って
現在、日本の多くの大学では、大学敷地内全面禁煙となっているところが多くなっているようです。
では、どのような理由から実施しているのでしょうか?
● 望まない受動喫煙を防止するため
● 学生や教職員の健康増進を図るため
● 喫煙習慣を身につけないようにするため
大学によって、理由は異なりますが、大きな理由としては上記のような理由があります。
まず、法律に基づいて、望まない受動喫煙を防止するためです。
喫煙できない環境を構築することで、望まない受動喫煙を防止することができると考えられています。
また、タバコは健康被害が大きいと指摘されていますので、健康被害のリスクを小さくして、健康増進を図るという目的でも実施されているのです。
新入生の場合、これまで喫煙経験がなくても、周りで喫煙している人が多いと、それに流されて喫煙をはじめてしまうことがあります。
先ほども解説したように、タバコは健康被害が大きいので、喫煙習慣を身につけさせないために、全面禁煙としている大学もあるようです。
全面禁煙にすると3つのデメリットがある
大学を全面禁煙にすることで、望まない受動喫煙を防止することができますし、非喫煙者にとっては快適な環境となるでしょう。
ですが、メリットだけではありません。
実は、さまざまな弊害が起こる可能性があるのです。
具体的には、次の3つのデメリットがあると考えられます。
① 喫煙する学生や教職員が敷地外で喫煙を行う
まず、大きなデメリットとして挙げられるのが、大学の敷地外で喫煙を行ってしまう可能性があることです。
大学内では、望まない受動喫煙を防止できるかもしれませんが、敷地外では防止できない可能性があります。
また、周囲の状況によっては、近隣住民と喫煙をめぐって大きなトラブルとなってしまう恐れがあるのです。
トラブルになるだけでなく、最悪の場合には訴訟を起こされてしまう可能性もあるでしょう。
② 火災のリスク
次に、大きなデメリットとして挙げられるのが、火災のリスクが高まるということです。
喫煙が禁止されていても、喫煙者の中には、隠れて喫煙をする学生や教職員がいると考えられます。
禁煙となっている場合には、当然ですが灰皿が設置されていませんので、吸殻をポイ捨てする可能性が非常に高くなるでしょう。
きちんと、タバコの火が消えている状態であればよいのですが、そうでない場合には、火災が発生してしまう可能性が高まります。
とくに、冬の空気が乾燥しているような時期は、不始末が原因で火災が発生してしまうかもしれません。
③ 教職員が喫煙のために職場から離れてしまう
大学では、喫煙をするのは学生だけとは限りません。
教職員の中にも、喫煙者はいるはずです。
喫煙をする教職員は、大学の敷地内で喫煙ができないとなると、喫煙が可能な場所に行ってしまうことになるでしょう。
そうなると、喫煙のために長い時間、職場から離れることになります。
休憩中であればよいでしょうが、喫煙のために遠くまで行くことで、喫煙する教職員だけ休憩時間が長くなってしまうなどの問題が起こる可能性が考えられるでしょう。
分煙を選択することで共存が可能となる
大学を全面禁煙とすることは簡単ですが、喫煙をする学生や教職員にとっては、快適な環境とは言えないでしょう。
大学では、喫煙者と非喫煙者がいますので、両者が共存できる環境を構築することが大切です。
両者が共存できる環境とは、「法律に基づいて分煙を行うこと」。
分煙であれば、喫煙者も非喫煙者も共存が可能となります。
大学によっても異なりますが、規模の大きな大学であれば、喫煙所を設置するスペースの確保をしやすいと言えるでしょう。
法律に基づいて、非喫煙者が立ち入らないような場所に設置することで、影響を小さくすることができます。
大学での喫煙について考える場合には、全面禁煙にするメリットだけでなく、デメリットについてもしっかりと考えておく必要があるでしょう。
周囲とのトラブルのリスクや、火災のリスクなどがあることを、頭に入れておかなければなりません。
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まとめ
現在では、多くの大学で敷地内全面禁煙となっているようです。
しかし、大学には喫煙者の学生や教職員もいますし、全面禁煙にしてしまうと大きなデメリットが3つあります。
ですから、メリットだけに注目するのではなく、デメリットについても考えておきましょう。
両者を共存させるためには、分煙を選択するのがおすすめです。
喫煙ルールを守らせ、喫煙を認めた場所以外での喫煙を禁止することで、両者の共存が可能となります。