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健康経営と分煙対策コラム

2022.11.09 喫煙所コラム
喫煙所撤去は逆効果?撤去によって起こる問題とは?

新型コロナウイルス感染拡大防止や非喫煙者・周辺住民からのクレームなどによって、次々と喫煙所が撤去されています。
たしかに、撤去によって感染リスクを下げられ、クレームも減少することでしょう。
しかし、逆効果との指摘も出ています。
今回のコラムでは、「喫煙所の撤去によって起こる問題」について見ていきましょう。

最も大きな問題は「吸い殻のポイ捨て」

近年では、多くの喫煙所が撤去される事態となっています。
理由は複数ありますが、大きな理由としては新型コロナウイルス感染拡大防止のため、クレームの増加や訴訟に発展する事態となっているためです。
そのため、駅周辺や公園などに設置されていた公衆喫煙所の撤去が増えています。

喫煙所の撤去によって、様々なリスクを低減できたと考えている人も多いようですが、逆効果と指摘する声もあるのです。
設置されていたときには、表面化しなかった問題が撤去によって表面化するケースが増えています。

具体的には、「吸い殻のポイ捨て」です。
灰皿が設置されている際は、喫煙後に吸い殻を灰皿に捨てる人がほとんどでしたが、喫煙所とともに灰皿が撤去されたことにより吸い殻のポイ捨てが増えたという話をよく聞きます。
吸い殻のポイ捨てが増えると次のような問題が考えられるでしょう。
○ 景観を損ねる
○ 地球環境の悪化
○ 火災の原因となる

まず、大きな問題と言えるのが「景観を損ねること」です。
皆さんが歩いているときに、大量の吸い殻を見つけたらどのような気分になるでしょうか?
気分が悪くなるだけでなく、「汚い!」「気持ち悪い!」と感じることでしょう。
また、商店街や観光地などでそのような光景を見たら、魅力が半減してしまうはずです。
利用者や観光客の減少にもつながる恐れがあります。

それから、景観を損ねるだけでなく地球環境の悪化にもつながるでしょう。
たばこには、多くの有害物質が含まれています。
道路などにポイ捨てされた吸い殻は、雨や風などによって排水溝などに運ばれ、やがては海に流れつくことになるのです。
有害物質が海に流れこめば、生物などにも悪影響を与える恐れがありますし、地球環境の悪化を招く危険性があります。

喫煙所の数が減ると密集になりやすい!

喫煙所撤去が逆効果と言われるのは、「数が減ることでより密集しやすい状況が生まれる可能性があるため」です。
そもそも、撤去されている理由の1つは感染対策と言われています。
喫煙所は、3密になりやすいため閉鎖や撤去が相次いでいるのです。

しかし、喫煙者は喫煙所を求めているわけですから、閉鎖や撤去によって数が少なくなるとより密集しやすい状況が生まれやすくなるでしょう。
少ない喫煙所に喫煙者が殺到してしまう事態は容易に想像できます。

数が多ければ、喫煙者を分散させることができますが、数が少なければ密集の危険性は高まるでしょう。
密集によって、ウイルスが蔓延してしまえば撤去した意味がなくなってしまいます。

ここまで、解説してきたように「ポイ捨ての問題」や「喫煙所の減少によって密集しやすい環境が生まれる」という理由から、安易な撤去は逆効果になると言えるでしょう。

喫煙ルールを守り使用する!


安易な喫煙所の撤去は逆効果となります。
ただし、感染リスクがあることも事実です。
最も重要なのは、感染リスクをできるだけ下げるため、望まない受動喫煙を防止するために徹底した喫煙ルールを設けること。
「密閉」「密集」「密接」の状況を避けて、消毒や清掃を徹底することが大切です。
また、周囲の状況に配慮して望まない受動喫煙を防止することが重要となります。

具体的には、次のようなルールを設けることです。
○ 利用できる人数を制限すること
○ 一定の距離を確保すること
○ 会話を禁止すること
○ 手指の消毒、人が触りやすい場所の消毒や清掃を徹底すること
○ 人通りの多い場所などには設置しないこと
ルールが曖昧だと、トラブルやクレーム、訴訟などに発展してしまう可能性があります。
ですから、喫煙に関するルールを徹底することが重要です。
ルールを徹底すれば、必ずしも喫煙所を撤去する必要はないでしょう。
オフィス・店舗・施設などでは、喫煙者と非喫煙者が混在しているのが一般的です。
両者が共存できる環境を構築するためにも、喫煙ルールを徹底して、喫煙所を利用しましょう。
弊社では、専門の分煙コンサルタントを配置しております。
「現状の喫煙所の課題を解決したい!」そんなときは、お気軽に弊社までお問い合わせくださいませ。

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まとめ

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、クレームや訴訟のリスクがあるため、多くの喫煙所が閉鎖や撤去に追い込まれています。
しかし、安易に閉鎖や撤去してしまうと、「ポイ捨ての問題」や「喫煙所の減少によって密集しやすい環境が生まれる」という問題が表面化してしまうのです。
ですから、喫煙所撤去が逆効果となってしまいます。
すぐに閉鎖や撤去するのではなく、感染リスクや望まない受動喫煙を防止することを頭に入れて、喫煙ルールを徹底しましょう。

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