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健康経営と分煙対策コラム

2023.11.07 喫煙と健康
サードハンドスモークは副流煙を吸い込む受動喫煙と違う?

皆さんは、「サードハンドスモーク」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
一般的によく知られているのは、たばこの副流煙を吸い込んでしまう受動喫煙(セカンドハンドスモーク)ですが、どのような違いがあるのかが気になるところです。
今回のコラムでは、その違いについて解説します。

残留している有害物質を吸い込むのがサードハンドスモーク

一般的にたばこに関する話題でよく聞くのが、「受動喫煙(セカンドハンドスモーク)」です。
これは、喫煙者が吸っているたばこの副流煙を吸い込んでしまうことを言います。
それから、もう1つ耳にするのが「サードハンドスモーク」です。
これは、受動喫煙のように副流煙を直接吸い込むというものではなく、たばこの火が消えた後の残留する有害物質を吸い込んでしまうことを言います。

たばこの火が消えてもすぐに、その影響が消えるわけではなく、喫煙者の髪の毛や衣服などに有害物質が付着するのです。
さらに、室内であればカーテンやカーペット、ソファなどに付着すると言われています。
このような残留する有害物質を吸い込んでしまうことによって、健康的な被害が出ると考えられているのです。
たばこの副流煙を吸い込まなくても、周囲に影響を及ぼすということを理解する必要があります。

喫煙者からの息からは喫煙後45分は有害物質が吐き出される

サードハンドスモークということで、もう1つ覚えておきたいのが、その影響が続く時間についてです。
研究によると、喫煙者の息からは、喫煙後30分から45分は有害物質が吐き出されているとのこと。
つまり、喫煙後45分は周囲に有害物質を吸引させてしまうというリスクがあるのです。
実際に、日本でもこのサードハンドスモークを防ぐための取り組みが行われています。

イオンでは、受動喫煙やサードハンドスモークを防ぐために、就業45分前喫煙禁止をルール化しているのです。
このルールには、賛否両論あるようですが、良い結果となれば同様のルールを設定する企業が増える可能性があります。

有害物質を除去することは難しい

さきほどは、喫煙者の息からは、喫煙後45分は有害物質が吐き出されると解説しました。
このように聞くと、多くの人は「もう少し早くその影響を消すことができるのではないか?」「有害物質を除去すればよいのではないか?」と考えることでしょう。
具体的には、次のような方法を実行する人が多いはずです。

● 換気を行う
● 除菌スプレーを使う
● 消臭スプレーを使う
● 空気清浄機を使う
● 換気扇を回す
● 屋外で吸う
● 人前で吸わない

上記のような方法を実行すれば、影響を小さくできそうな気がするでしょう。
しかし、結論から言えばどれも有害物質を除去することも、影響を小さくすることもできません。
換気を行っただけでは、有害物質は除去できませんし、除菌スプレーや消臭スプレーでも同じです。
さらに、空気清浄機では一見すると効果がありそうに思えますが、ガス状の成分が除去できないことが報告されています。
そのため、空気清浄機を設置していても、有害物質の除去はできないのです。

それから、換気扇を回すという方法についてですが、換気扇を回していても有害物質を除去できません。
反対に、外にたばこの煙や臭いが漏れてしまい、トラブルになってしまう恐れもあるのです。

屋外で吸うという方法も効果があるように思えます。
ですが、喫煙をすることで、髪の毛や喫煙者が着ている衣服に有害物質が付着してしまうのです。
ベランダで吸うという場合も同じで、サッシなどの隙間から室内に有害物質が入ってしまいます。
すでに、解説していますが喫煙者の息には、喫煙後45分は有害物質が含まれているので、屋外で吸ってもとくに大きな意味はないと言えます。

最後に人前で吸わないようにするというものですが、こちらも大きな意味はないでしょう。
人前で吸わなくても、喫煙者の息にも、髪の毛や衣類にも有害物質が付着するので、十分な効果はありません。

日本では、法律の改正に伴って受動喫煙防止がルール化されましたが、今後は受動喫煙防止だけでなく、サードハンドスモークにも対策が必要となるでしょう。
喫煙者と非喫煙者が共存できる環境を構築するには、喫煙者が非喫煙者に対して、十分な配慮を行うことが求められます。

また、喫煙者は受動喫煙だけでなく、サードハンドスモークについてもその影響について、しっかりと理解しておきましょう。

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まとめ

サードハンドスモークは、副流煙を吸い込むものではなく、残留する有害物質を吸い込むことです。
それから、喫煙者の息は、喫煙後45分は有害物質が吐き出されていると報告されています。
そのため、就業45分前喫煙禁止をルール化している企業もあるのです。
たばこの有害物質は、除去するのが難しいため、喫煙者が十分な配慮を行う必要があります。
受動喫煙だけでなく、今後はサードハンドスモークにも注意しましょう。

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