2022.08.02
喫煙と健康
三次喫煙は車の中でも起こる?換気しながら吸ってもダメ!
三次喫煙が起こる場所は、一般的に「部屋の中」というイメージが強いですが、実は車の中でも同様のことが起こるのです。
今回のコラムでは、三次喫煙と車について解説します。
車の中での喫煙でも三次喫煙の被害が起きる
一般的なイメージとして、三次喫煙の被害が起こる場所は部屋の中というイメージが強いですが、実は他の場所でも被害は起こります。
その場所の代表的な例として挙げられるのが車の中です。
車内で喫煙をすると、たばこから出た有害物質が車のシートなどに付着すると言われています。
そのため、複数の人が利用する車の中では吸わないようにすることが大切です。
複数の人が車を利用するシーンとして、考えられるのは次のようなシーン。
○ 会社の営業車・社用車
○ レンタカー
○ カーシェアリング
○ 家族で1台の車を共有している場合
利用するシーンとして考えられるのが、会社で使用する営業車や社用車です。
喫煙する社員だけでなく、非喫煙者の社員が利用するシーンも考えられるため、車内は禁煙とするなど社内でルールを徹底することが重要となります。
それから、レンタカーやカーシェアリングでも注意が必要です。
ほとんどの場合、禁煙車となっていますが、禁煙車となっていても隠れて喫煙をする利用者がいるため度々問題になっていると聞きます。
その他では、家族で1台の車を共有している場合も注意が必要と言えるでしょう。
喫煙者は、三次喫煙についてしっかりと考え、非喫煙者に対して配慮する必要があります。
換気した状態で喫煙しても三次喫煙は防げない!
車の中での喫煙を考えた場合、「車の窓を開けた状態で、換気をしながら喫煙をすれば影響はないのではないか?」と考える人も多いようです。
しかし、結論から言えば換気をした状態で喫煙を行っても車内に有害物質が蓄積されてしまうということ。
たばこの臭いという点では軽減できるでしょうが、換気をしただけでは三次喫煙を防げません。
ですから、有害物質が蓄積された車内では長時間有害物質にさらされることになってしまうのです。
まとめ
三次喫煙は、部屋の中だけでなく車の中でも起こりやすくなっています。
とくに、多くの人が利用する車、営業車・社用車・レンタカー・カーシェアリング・家族で1台の車を共有している場合などは、注意しておきましょう。
窓を開けて換気している状態で喫煙しても、車内に有害物質は蓄積されてしまうのです。