2021.02.13
喫煙所コラム
喫煙所でのコロナ対策に人数制限の張り紙やポスターは有効?
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、人数制限のある喫煙室が増えています。多くの場合は喫煙室に張り紙やポスターによる掲示を行っていますが、この方法は有効なのでしょうか?また、他に良い方法はないのでしょうか?
なぜ人数制限をする必要があるのか?
屋内・屋外に関係なく基本的に喫煙所は狭い場所です。そこに多くの人が集まるため、3密の状態になりやすいとされています。また、喫煙時はマスクを外しながら大きく息を吐き出すため、飛沫感染のリスクも上がります。さらに、不特定多数の人が触ったドアノブを触った直後に煙草を触り、それを口元に運ぶ必要もあるため接触感染のリスクも高い場所です。
実際に、クラスター分析から職場の喫煙所での感染拡大の可能性が示唆されたこともありました。
このような特徴から、喫煙所を大人数で利用するのは非常に危険であるため人数制限がされているのです。
人数制限して意味はあるの?
部分的に効果はあります。
専門家の発表によると飛沫の飛ぶ距離は、会話で1メートル、咳で3メートル、くしゃみで5メートルとされています。
喫煙ブースを対角線上にゾーニングし、飛沫の飛ぶ距離分のスペースを確保できれば少なくとも飛沫感染のリスクは下げることができます。
ポスターによる掲示のデメリット
先述したように、喫煙ルームを人数制限しソーシャルディスタンスを確保することで一定のリスク低減効果は期待できます。ですが、以下のような欠点もあります。
景観を損なう
近年の喫煙所はデザイン性を重視したものも多くあります。テーマパークや宿泊施設、商業施設など、建物のデザイン性や雰囲気もサービスの一環となっている施設では、張り紙やポスターは好まれない傾向にあります。
待ち時間が長くなる
「喫煙難民」という言葉ができたことからわかるように、コロナ禍で喫煙所が閉鎖されている昨今においては、タバコを吸える場所は貴重になっています。その貴重な喫煙所でも、人数制限がかかって回転率が悪くなることでできる行列が問題になっています。
解決するためには
張り紙の見た目の問題については、注意喚起用の看板を設置することで改善することができます。ミセル看板なら、看板の形状からデザインまですべて自由にカスタマイズすることができます。また、ペダル式の消毒スタンドも設置することで手指消毒を促し、接触感染のリスクも下げることができます。
消毒スタンドはこちらから
待ち時間の問題については、IoTによる混雑状況可視化システムの導入が効果的です。人感センサーやマットセンサーで混雑状況を受信し、スマホを使ってリアルタイムで確認することができます。喫煙所に到着してから大行列を見て引き返すなんてトラブルも起こりません。
どちらの方法も、張り紙よりコストはかかってしまいますが、快適さの面では確実に改善されます。安全に快適に喫煙所をご利用頂くために検討してみてはいかがでしょうか?